ジェニーとの生活も安定してきて僕も少し自由な時間ができたので
みんなと一緒に食事をしている時にそろそろバイク乗りたいなぁとボソッと言ったら
彼女から危険だから絶対ダメと即答され却下されたのですがどうしても乗りたかった
僕はなだめすかしながら説得しても危険だからと首を縦に降ってくれませんでした。
危険だと反対する気持ちもわかるんです。
当時のフィリピンの道路は金魚が飼えるんじゃないかと思うくらい道路事情は悪く
車だったらバーストするかパンクで済みますがバイクで突っ込んだら・・・💦
そんな時タイミングよく(悪く?)僕がバイク好きというのを知っているポリスが来て
知り合いが日本製のバイクを持っててお前に見せたいと言っているんだけど行くか?
もちろんとウキウキしながら行くとそこにはなんと僕が一度乗りたかったバイクが!
suzuki RGV250Γ(ガンマ)
フィリピンでお目にかかれるとは思っていなかった僕は興奮してさっそく試乗・・・
あれ?
エンジンはかかるけどキャブだめじゃん💦
オーナーは言い値でいいから持っていってくれと言うので角の生えた彼女の顔を
想像しながら日本では考えられない値段で引き取りました。
とはいえ僕もメカ音痴なのでバイク屋に取りにきてもらい純正のパーツはないから
その辺にころがっている合いそうなパーツで組んでいい?と言うので
もちろん走ればなんでもいいと言うと作業が始まり合うパーツが一つないようで
探して作業しておくから明日取りに来いというのでその日は彼女の鬼の形相を
思い浮かべながら家に帰りました。
家に着いて彼女にありのまま話すと最初は怒っていましたが段々に機嫌もなおり
そのバイクは二人乗りできるのかとか二人でどこか行きたいとか言ってくれホッ
翌日引き取りに行くと直っており心地よい2ストサウンドが響いていました🎵
心地よいサウンドと走りに酔いしれながら寄り道して帰ると彼女とジェニーが
二人乗りできないじゃんと・・・
いや申しわけないほどの立派なタンデムシートはあるんです💦